交換殺人 (創元推理文庫 (146‐12))

交換殺人 (創元推理文庫 (146‐12))

【ネタばれあります】
役者である主人公が既婚女性と結婚したいがために、相手の夫を殺すことを思いつく。
そこで同じアパートの住人と、殺す相手を交換し、その際自分は確固たるアリバイを確立しておけば万全だろう、との作戦に。
結局は殺したい相手が自分の目の前にきてしまい、その場で相方が殺してしまうことから、アリバイを造っておくという完全犯罪がなりたたなくなるというオチ。

本書は1960年初頭に書かれたが、全体的として筆致が軽く大変読みやすい。訳もいいのだろう。
薬を常用しふらふらする「ビート族」なる若者が登場するが、これは当時のアメリカの世相をあらわしているのだろう。

【メモ】所蔵せず

フレドリック・ブラウン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3